今回ご紹介する内容は「ホンダ NSX」の下回り・ホイールハウス及びエンジンルームのドライアイス洗浄になります。海外などのディテーリングショップでは以前から行われているドライアイス洗浄、日本ではまだまだ認知度が低くあまり知られておりません。
今回のお客様は約1年前に購入し、内装は全部張替、外装も手を加えリフレッシュしたと仰っていました。「おしゃれは足元から」という事で、あまり目に見えない足回り、ホイールハウスも綺麗にしときたいという事で、弊社にご依頼いただきました。誠にありがとうございます。
弊社が導入したドライアイス洗浄機はグリーンテックジャパン社 「ドライアイスパワー GT-110M」になります。色々なアタッチメントを駆使して出来るだけ奥まった部分の汚れまで綺麗にしていきます。
ドライアイス洗浄は圧縮空気を利用してドライアイス(3mmペレット)を高速噴射する事により付着物(汚れ)を除去します。
≪ 剥離の原理 ≫
① 付着物にー79℃のドライアイスを噴射する事により表面温度が急激に低下し、熱収縮(サーマルショック)によって付着力が弱まり
② 付着物の隙間にドライアイスが入り込み、約750倍の体積膨張が発生して付着物(汚れ)が剥離します。
サンドブラストのように母材を削るまでの力は無く、ドライアイスの熱収縮と体積膨張という特性を利用して汚れを落としていきます。その為、母材を傷つける心配はございません。またドライアイスは衝突すると液体にならずに固体から気体に昇華し大気に消え、付着物のみが残ります。
まず、リフトで上げて汚れ具合の確認を致します。
長年の汚れが蓄積しているのが確認できました。では、ドライアイス洗浄を始めていきます。
ドライアイスの特性、-79℃のドライアイスを高速に吹き付けることにより表面温度が急激に低下し、熱収縮によって付着している汚れの付着力が弱まり、汚れの隙間にドライアイスが入り込み0℃の時に固体から気体へと昇華する際に元の体積の約750倍に膨らみその体積膨張力によって汚れを剥がし落とします。
長年の汚れも取れて綺麗になったと思います。洗浄後の状態をご覧ください。
ホイールハウスも同様に洗浄致します。
≪ 洗浄前 ≫
ホイールハウスのアンダーコートも簡単に剥がれてしまったため、一度綺麗に剥がして再度アンダーコートを塗布致します。
≪ 洗浄後 ≫
洗浄後再度アンダーコート塗布し、化粧直し致しました。
エンジンルームもドライアイス洗浄致しました。ドライアイスを当てたくない部分を養生して行います。
元々綺麗でしたが、奥まった所の埃などが取れて更に清潔感が増しました。
「見えない所も綺麗にしたい」「一度綺麗にして長く乗り続けたい」等、ドライアイス洗浄をご検討のお客様は「わたびき自動車」にお任せください。