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ポルシェ964下回りドライアイス洗浄

今回ご紹介する内容は「ポルシェ964」の下回りのドライアイス洗浄になります。アメリカなどでは以前から行われているドライアイス洗浄、日本ではまだまだ認知度が低くあまり知られておりません。

今回お客様は、長年蓄積されていた下回りの汚れを綺麗にしたいという事で「ドライアイス洗浄」をお調べになり弊社に出会いご依頼をいただきました。弊社のご利用誠にありがとうございます。

弊社が導入したドライアイス洗浄機はグリーンテックジャパン社 「ドライアイスパワー GT-110M」になります。色々なアタッチメントを駆使して出来るだけ奥まった部分の汚れまで綺麗にしていきます。

ドライアイス洗浄は圧縮空気を利用してドライアイス(3mmペレット)を高速噴射する事により付着物(汚れ)を除去します。

≪ 剥離の原理 ≫

① 付着物にー79℃のドライアイスを噴射する事により表面温度が急激に低下し、熱収縮(サーマルショック)によって付着力が弱まり

② 付着物の隙間にドライアイスが入り込み、約750倍の体積膨張が発生して付着物(汚れ)が剥離します。

サンドブラストのように母材を削るまでの力は無く、ドライアイスの熱収縮と体積膨張という特性を利用して汚れを落としていきます。その為、母材を傷つける心配はございません。またドライアイスは衝突すると液体にならずに固体から気体に昇華し大気に消え、付着物のみが残ります。

まず、リフトで上げてアンダーカバーを外して下回りの汚れをチェック致します。

なかなかアンダーカバーで隠れている部分ですので、見る事が出来ないですが、長年蓄積された汚れが結構付着しているのが分かります。

下回りの汚れ確認が終わり、ここからドライアイス洗浄でリフレッシュしていきたいと思います。

ドライアイスの特性、-79℃のドライアイスを高速に吹き付けることにより表面温度が急激に低下し、熱収縮によって付着している汚れの付着力が弱まり、汚れの隙間にドライアイスが入り込み0℃の時に固体から気体へと昇華する際に元の体積の約750倍に膨らみその体積膨張力によって汚れを剥がし落とします。

出来るだけ、隅々まで汚れを取っていきます。洗浄後をご覧ください。

ギアボックス、アーム類も汚れが取れて綺麗になりました。

ドライアイス洗浄は単純に「付着している汚れを落とす」ため、艶出し剤などを使用したテカテカな綺麗さはございませんが、オリジナルに近い状態に戻すという「自然な綺麗さ」がございます。

(Before)                   (After)

リヤのアーム類もすごく綺麗になりました。

(Before)                  (After)

ホイールハウスも綺麗に汚れが取れてボディ色が見えるようになりましたが、アーム類などで腐食がキツイ所はドライアイスを良く当てたのですが、サンドブラストのように母材を削る力は無いので全ては取り切れなかったです。

(Before)                   (After)

一通りチェックした後、最後にアルミ地の部分に防錆剤を塗布して終了です。

ドライアイス洗浄で、下回りやエンジンルームのリフレッシュをご検討のお客様は「わたびき自動車」にお任せください。

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