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ポルシェ930 下回り・エンジンルーム ドライアイス洗浄

今回ご紹介する内容は「ポルシェ930」の下回り・エンジンルームのドライアイス洗浄になります。

海外のディティリングショップでは以前から行われているドライアイス洗浄。日本ではまだまだ認知度が低くあまり知られておりません。今回のお客様は、以前お仕事で海外に赴任していた時に良く目にしていたドライアイス洗浄を日本でもやっているところを探しており、知人様のご紹介で弊社をご利用いただきました。誠に有難うございます。

弊社が導入したドライアイス洗浄機はグリーンテックジャパン社 「ドライアイスパワー GT-110M」になります。色々なアタッチメントを駆使して出来るだけ奥まった部分の汚れまで綺麗にしていきます。

ドライアイス洗浄は圧縮空気を利用してドライアイス(3mmペレット)を高速噴射する事により付着物(汚れ)を除去します。

≪ 剥離の原理 ≫

① 付着物にー79℃のドライアイスを噴射する事により表面温度が急激に低下し、熱収縮(サーマルショック)によって付着力が弱まり

② 付着物の隙間にドライアイスが入り込み、約750倍の体積膨張が発生して付着物(汚れ)が剥離します。

サンドブラストのように母材を削るまでの力は無く、ドライアイスの熱収縮と体積膨張という特性を利用して汚れを落としていきます。その為、母材を傷つける心配はございません。またドライアイスは衝突すると液体にならずに固体から気体に昇華し大気に消え、付着物のみが残ります。

まず、リフトで上げて下回りの汚れの確認を行います。

≪ リヤ ≫

≪ フロント ≫

長年蓄積されている汚れが付着していることが確認出来ました。さあ、ドライアイス洗浄で下回りを綺麗にしていきましょう!!

ドライアイスの特性、-79℃のドライアイスを高速に吹き付けることにより表面温度が急激に低下し、熱収縮によって付着している汚れの付着力が弱まり、汚れの隙間にドライアイスが入り込み0℃の時に固体から気体へと昇華する際に元の体積の約750倍に膨らみその体積膨張力によって汚れを剥がし落とします。

出来る限り奥の汚れまで取っていきます。洗浄後の状態をご覧ください。

リヤ部分は汚れが取れてアルミ地が見えてとても綺麗になりました。フロント部分はちょっと分かりづらいかもしれませんが付着していた汚れが取れてスッキリしました。

( 洗浄前 左フロント )             (洗浄後 右フロント)

ホイールハウス内も汚れが取れてきれいになりましたが、何か所か色が剥がれている部分もあり今回はドライアイス洗浄後、ボディー色で塗装致しました。(追加オプション)

やはり、ひと手間加えて化粧直しをしたら一段と綺麗になりました。

エンジンルームもドライアイス洗浄致しました。エアーブローではなかなか除去しきれない埃や汚れ等がとれてスッキリしました。

ドライアイス洗浄は単純に「付着している汚れを落とす」ため、艶出し剤などを使用したテカテカな綺麗さはございませんが、オリジナルに近い状態に戻すという「自然な綺麗さ」がございます。

見えない所も綺麗にしたい」「一度綺麗にして長く乗り続けたい」等、ドライアイス洗浄をご検討のお客様は「わたびき自動車」にお任せください。

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