埼玉県戸田市で創業100年を誇る「わたびき自動車工業」です。
当工場には、ポルシェをはじめとする輸入車やクラシックカー、特殊車両など、非常に高度な技術を要する修理・レストアのご依頼が全国から寄せられます。
今回は、現在進行中の「赤のポルシェ」のレストア作業から、フロントバンパーの「旧塗膜剥離(はくり)」の工程をご紹介します。
一見すると地味に見える下処理ですが、実はこの作業こそが仕上がりの美しさと耐久性を左右する極めて重要な工程です。
なぜ手間をかけてまで塗装をすべて削り落とすのか、職人のこだわりと共にお伝えします。
1. なぜ塗装を「一度すべて剥がす」のか?
車の補修やレストアにおいて、最も避けなければならないのは「数年後の塗装の剥がれや浮き、光沢の低下」です。
年数が経過した車両の塗膜(旧塗膜)は、内部で劣化が進んでいたり、過去の補修歴によって塗膜の厚みが不均一になっていたりします。
その上から新しく塗装を重ねても、土台となる下地が不安定なため、本来の仕上がりや耐久性を発揮することができません。
わたびき自動車では、サンダーやベルトサンダーなどの工具を部位ごとに使い分け、古い塗装膜を素地(地金や樹脂素材)が露出するまで完璧に削り落とします。
2. 「完全剥離」から始まる徹底したプロセス
塗膜を剥離した後は、以下のような緻密なプロセスで復元を進めていきます。
- 旧塗膜の完全剥離:工具と手先感覚を頼りに、バンパーの複雑なラインを傷つけず塗膜だけを綺麗に除去。
- 一次サフェーサー(防錆・密着):素地を保護し、密着性を高めるための下地塗料を塗布。
- 精密板金:歪みや微妙な凹凸を熟練の手技で極限まで修正。
- 二次サフェーサー(仕上げ下地): 再びサフェーサーを吹き付け、塗面を滑らかに整える。
このように「剥ぐ ➔ 包む ➔ 治す ➔ 整える」という工程を丁寧に重ねることで、新車と同じ美しさと強度を生み出しています。
3. 技術を安売りしない。職人のプライドが宿る工場
効率ばかりを優先する時代だからこそ、私たちは「一台一台と丁寧に向き合う仕事」を大切にしています。
作業時間を短縮するために下地処理を省略することは一切ありません。
「良い車を、正しい工程で、美しく復元する」 この当たり前で最も難しい美学を貫くことこそが、わたびき自動車工業が創業100年もの間、お客様から信頼され続けている理由です。
ポルシェのレストアにおける「塗膜剥離」は、完成後には見えなくなる部分です。
しかし、見えない場所にこそ職人の真価と誇りが宿ります。
わたびき自動車工業では、このような妥協のないモノづくりに共感し、共に技術を磨き合える仲間(磨き職人)を募集しています。
「もっと技術を高めたい」「一台にじっくり向き合う仕事がしたい」という方、ぜひ一度私たちの工場を見学しに来てください。
工場見学で仕事内容や従業員の働いている様子を見てから面接の判断をしていただいて構いません。
お気軽にお越しください!
👉 募集要項・エントリーはこちらから https://www.watabiki-jidousha.co.jp/recruit/
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☎️ わたびき自動車工業株式会社 電話:048-441-4409