今回はレクサス RX500hのフロント廻り(Frバンパー、Frフード、左右Frフェンダー、左右ヘッドライト)をSPPF(スプレーペイントプロテクションフィルム)で施工致しました。
SPPFはスプレーで施工するタイプの剥がせる透明保護塗料です。施工はゴミやホコリの付着を避けるため専用の塗装ブース内で行われ、ボディーに吹き付けられた塗料は十分な乾燥時間を経て分厚いフィルムへと変化します。
また、SPPFは通常の貼るフィルムのような糊による「接着」ではなく、柔軟性のある特殊塗料が乾燥する過程で収縮し、ボディに吸い付くように「吸着」するメカニズムで愛車を飛び石や擦り傷から守ります。そして、剥がしても糊が残らず、オリジナル塗膜を痛める心配がございません。
まず、表から施工しているのが分からない様にする為、施工するパーツを取り外していきます。
次に施工するパーツの塗膜の状態の確認と清掃を行います。この時コーティング施工車の場合、コーティング被膜が密着不良の原因になる為、ポリッシャーとコンパウンドを使って磨き落とします。その後丁寧にマスキング作業を行い、施工スタート致します。
SPPFはスプレーで施工するプロテクションフィルムです。スプレー式の為、複雑な形状も継ぎ目なしで施工する事が可能です。
衝撃吸収層・密着層・クリアー層の3層構造。一般的なお車の膜厚は約100μm程しかなく、その中でもクリア層は約40μm程度と言われております。SPPFはスプレーで吹き付けと乾燥を約12回繰り返し行い、約150μm~200μmもの膜厚を持つ特殊フィルムを形成します。この膜厚によって飛び石などからボディーをがっちりガード致します。
≪ 施工前の膜厚 約140μm ≫
≪ 施工後の膜厚 約400μm ≫
施工後、加熱乾燥を行いフィルム被膜をしっかり硬化させます。
乾燥後、磨き作業を行います。塗膜に付着したちょっとしたブツを取り除き、塗り肌を調整し、艶感を高め、出来る限りオリジナルの肌に近づけていきます。その後、取り外したパーツを付けていきます。最期に仕上げ磨きを行って完了となります。
完成した状態をご覧ください。
スプレータイプの為、複雑な形状も継ぎ目なしで施工可能。塗り肌も自然な感じでどこを施工しているかが分からないぐらいに仕上がっております。
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