今回は、昨年末に施工致しました「トヨタ カローラスポーツ」のFenix Scratch Guard施工の様子をご紹介致します。
今回の施工箇所はFrバンパー、Frスポイラー、Frフード、左右ヘッドライトです。
Fenix Scratch Guard(フェニックス スクラッチガード)はスプレーで塗装するペイントプロテクションフィルムです。
一般的なお車の膜厚は約100μm程しかなく、その中でもクリア層は約40μm程度と言われております。Fenixスクラッチガードはスプレーで吹き付けと乾燥を約16回繰り返し行い、約150μm~200μmもの膜厚を持つ特殊フィルムを形成します。(※ サランラップの厚さが約10μmと言われていますので、200μmはサランラップ20枚重ねた厚さになります。)この膜厚によって飛び石などからボディをがっちりガード致します。
万が一、塗装まで達するキズが入った場合は剥がす事も可能ですが、独自の自己修復(セルフヒーリング)機能によりフイルムに付いた多少の細かなキズは約70~80℃の熱を加えるとほとんど目立たなくなります。また、ポリッシャーによる研磨も可能なため、綺麗な状態を長期に亘り維持できるので、剥がす必要はほとんどありません。
≪ 施工前の膜厚 ≫
≪ 施工後の膜厚 ≫
バンパー、ヘッドライトを外して塗装ブースにて施工を進めていきます。ここからは板金塗装の塗装作業と同じく、丁寧にマスキングを行い16回16層の特殊フィルムを形成していきます。
Fenixスクラッチガードはスプレー式の為、複雑な形状でも継ぎ目なく施工が出来ます。
Fenixスクラッチガードはプライマー層4回、ベース層8回、トップ層4回の計16回透明な物を吹き付けと乾燥を繰り返し行う為、作業者は微細な塵、埃などが付かない様細心の注意を払って作業しています。このシビアな作業が仕上りを左右しますので、気を抜けません。
施工後しっかりと加熱乾燥させ塗膜を硬化させてから、表面に付いたブツを取り丁寧に磨き作業を行い艶感を高め仕上げていきます。
リップスポイラーは半艶の為、一度グロス(艶有り)で仕上げた後、足付けをして更に2回半艶消しのクリヤーを塗装して完成となります。計18回の塗装になります。
加熱乾燥、磨き作業の後、取り外したパーツを全て組み付けて完成になります。
仕上がった状態をご覧ください。どの部分を施工したかが分からないぐらいの自然な仕上がりになっております。艶の感じ、塗り肌の感じも自然です。
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【 今回の施工料金 】
Frバンパー(リップスポイラー含む) ¥165,000(税込み)、Frフード¥165,000(税込み)、左右ヘッドライト¥44,000 (税込み)